【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
ソフトウェア品質保証
コース番号:394P
日数:3日間(ご希望に合わせた日数・内容のカスタマイズが可能です)
形態:ワークショップ
PDU:21PDU (Ways of Working: 18PDU, Power Skills: 1PDU, Business Acumen: 2PDU)
研修コースの概要
品質の低い製品やシステムを開発納入してしまうことは、組織の存続に関する重大な問題です。社内システムの場合でも、業務や組織の生産性を低下させる大きな問題です。テストを効果的に実施する事はもちろんですが、プロジェクトの初期段階から品質を確保するという品質保証の考え方を正しく理解し、組織や製品の特性に合わせて適切に実施することにより、品質に関する問題の多くを予防し減少させることができます。
このコースでは、この品質の作りこみという考え方を中心として、受講者の組織に合わせてカスタマイズできる実証済みの品質保証の技法を学習します。コースの最後に、ケーススタディを使って実際のプロジェクトに適用できるスキルを習得します。
この研修では次のスキルが習得できます
- 製品やシステムの特性や規模に適した品質目標を設定する
- 品質目標に基づいて、ソフトウェア品質保証(SQA:Software Quality Assurance)活動を計画する
- ウォークスルーやインスペクションなどを活用して、要件定義、設計、プログラミング段階で品質を作りこむ
- テスト段階における様々なテストを効果的に実施して、最終製品の品質を達成する
- 監査を実施してプロセスや規則が遵守されていることを確認する
- 様々なメトリクスを使って、問題点を事前に認識し対策を取る
この研修の対象者
ソフトウェア品質保証担当者、テスト担当者、ソフトウェア設計開発者、プロジェクト・マネジャー、および一般にシステム開発のプロジェクトで開発、テスト、またはプロセス改善を担当している方。
コース内容
ソフトウェア品質の基本
- 製品の品質に関する視点
- 品質のコスト
- 変化し続ける業界動向
- SQAの基本的な用語
- ライフサイクルと方法論
- エンジニアリングアプローチのアクティビティ
- ウォーターフォール、V字型モデル
- 反復型の開発アプローチ
- アジャイルアプローチ
- エラー検出の問題
- ソフトウェア品質コントロールの方法
- SQCの活動とSQAの役割
- 「ピープルウェア」の使用
- ウォークスルーとインスペクション
- レビューと監査
- アジャイル方法論におけるSQC
- テストの方法と技法
- テストの文書化
- 予防と検出
- 構成管理の役割と機能
- 構成管理とSQAの関係
- 推奨される青写真
- CMMIに基づくソフトウェア品質保証ロードマッ
- SQAの主目的
- 組織内での位置付け
- SQAチーム構成
- 品質監査
- SQA成功の原則
- メトリクスの基本的な考え方
- 製品の品質
- プロセス内におけるメトリクス
- プロジェクトのメトリクス
- 品質報告
- ソフトウェア品質指標
- 品質マニュアル
- 品質計画
- 認定
- 認定の選択
演習の内容
このコースでは、次のような一連のワークショップで、ソフトウェア品質保証の考えと技法を、ケーススタディを使って体験します。
- ライフサイクルモデルの体験
- 効果的なウォークスルーの実施
- 監査の実施
- 組織の成熟度の評価
- トレーサビリティマトリックスの活用
- プロジェクトの目的や状況に適したメトリクスの選択
- 品質特性の選択
受講者の声
「全体を通し品質とは何かという事をわかりやすく説明してもらった。また、実体験を基にした説明も良かった。」
「ケーススタディが豊富で、ディスカッションも盛り上がり、有益な研修だった。」
「指摘が的確で、参加者のモチベーションを高めつつ助言されていたので研修に前向きに取り組む事ができた。」
「座学で学んだことを実習を通して再確認できたことが特に良かった。」
「米国の事情なども含めて話して頂けたので、教科書的だけではない知識が得られたと思う。」
394O | 効果的なソフトウェアのテストと静的技法 |
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297U | ソフトウェア開発を成功させるユーザー要件とシステム要件 |
423W | ソフトウェア構成管理 |