【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
ソフトウェア開発を成功させるユーザー要件とシステム要件
コース番号:297U
日数:3日間(ご希望に合わせた日数・内容のカスタマイズが可能です)
形態:ワークショップ
PDU:21PDU (Ways of Working: 16PDU, Power Skills: 2PDU, Business Acumen: 3PDU)
CDU:21CDU
研修コースの概要
要件の取りまとめは、あらゆるソフトウェア開発プロジェクトの要です。このコースでは、明確に定義されたプロセスを用いて、ソフトウェア要件を獲得する上で必要な知識とスキルを得ます。ユーザーとシステム要件を識別し、プロジェクトの性質に合わせてアプローチを選択し、要件モデルの妥当性確認を行うことを学びます。
この研修では次のスキルが習得できます
- ソフトウェアにより機能を実現するシステムの要件を開発する
- ユースケースに基づいた要件モデルを開発する
- ユーザー業務フローを書き下し要約する。ユーザー業務フローとユースケース簡略版並びに完全版を書く
- モックアップを使用して、ユーザーインターフェースをモデル化し、データモデルを展開する
- 要件の妥当性確認を行い、トレーサビリティーを確保する
この研修の対象者
ソフトウェアシステムの要件を、イニシアチブをとって作成、指揮、設計、テストまたは管理する方々を対象としています。UML使用経験は特に必要ありません。
ソフトウェア以外の開発環境でユーザー要件を特定する責任を負っている方はコース423O「ユーザー要件の識別と確認:プロジェクト成功へのカギ」をお勧めします。
コース内容
プロジェクトオリエンテーション
- プロジェクト
- ビジネスケースのレビュー
- 要件とは?
- 要件エンジニアリング
- 要件の要件
- アジャイル環境
- 複雑で重要なシステム
- ResTechの要件プロセス
- ユースケース候補の特定
- ユースケースの基本
- 簡略版ユースケースの作成
- イテレーションプロセス
- 略式版ユースケースの要素
- 引き出し会議
- 完全版ユースケースのコンポーネント
- 完全版ユースケースの作成
- 定義と種類
- FURPS要件
- プロジェクト要件とプロセス要件
- Whalerの非機能要件
- ユースケース図の作成
- アクティビティ図の作成
- ユースケースの拡張
- 包含<
>関係 - 拡張<
>関係 - 汎化
- インターフェースモデルの解釈
- 動的インターフェースモデル
- モックアップの作成
- データモデル
- データモデルの作成
- Whalerのデータモデル
- 要件の妥当性確認
- 静的技法
- 動的技法:テスト可能性
- 要件の追跡可能性
演習の内容
コースを通して、リアルなユーザー要件環境で、広範囲に及ぶアクティビティを体験し、ソフトウェア要件モデルの構築を実際に体験します。以下のようなアクティビティが用意されています。
- 起ち上げ時の情報を分析し、要件引き出しのアプローチを定義する
- ユースケース図を用いて要件をモデル化する
- 情報を獲得し、構造化し繰り返し型でユースケースを作成、また洗練化する
- 画面のモックアップを作成する
- 要件のデータモデルを作成する
- IEEE標準チェックリストを使用して、要件の妥当性を確認する
受講者の声
「今まで経験則で、あるいは思いつきで要件を定義していたが、本研修では体系化された内容になっているため、まとめた要件を正当化、説明できるようになった。」
「簡易なケース設定であるにも関わらず、実習で実務において出現しそうな問題が出てくるのは、とても役に立ったし、驚きでもあった。」 「説明とグループワークの配分が良かったため、最後まで集中力を切らさずに受講できました。内容も今現在の担当業務で抱えている問題の解決になるアイデアが浮かんできたので良かったと思います。」 「課題や質問に対し、1つの考え方ではなく、解決のための考え方やヒントを説明していただき、気づかされることが多かった。」 「ユーザー要件、システム要件への落とし込み、フェーズに応じたモデリングの利用が体験できてよかった。それぞれが繋がっていることが分かったので、今後の開発案件で活用していきたい。」 「ユーザー要件の獲得からシステム要件などへの落とし込み方法まで広い範囲で知識を得て、現在の自身の仕事の進め方とのギャップを認識することができた。」 「要件定義をしていくうえでのプロセスを学ぶことができた。職場に適用できるところはすぐに行っていきたい。」 「世界で標準的な要件整理の方法が得られた。」423O | ユーザー要件の識別と確認:プロジェクト成功へのカギ |
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