【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
ソフトウェア構成管理 -信頼性の高い安定した製品を実現するために必要な要素-
コース番号:423W
日数:3日間(ご希望に合わせた日数・内容のカスタマイズが可能です)
形態:ワークショップ
PDU:21PDU (Ways of Working: 20PDU, Power Skills: 1PDU, Business Acumen: 0PDU)
研修コースの概要
要件や環境などの様々な変化に的確に対応して品質の高い製品を定められたスケジュールと予算内で開発するためには、プロジェクトで作成される作業成果物を効果的に管理する事が非常に重要です。このコースではそのために必要なCMの基本と最新の動向を学び、実際にプロジェクトで効果的なCM手順を導入し確立するために必要な知識とスキルを習得します。
この研修では次のスキルが習得できます
- プロジェクトに適したソフトウェア構成管理(SCM:Software Configuration Management)計画を作成する
- プロジェクトの目的や環境に基づいて、構成管理下におく作業成果物を選定する
- 要件定義から保守まで、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC: Software Development Life Cycle)の全てのフェーズで、作業成果物を適切に管理する
- 変更管理の手順を明確にし、プロジェクト進行時における製品の安定性を確保する
- ビルド、リリース計画を作成し、構築とテストフェーズの効率を上げる
- コード管理計画を作成し、プログラム作成時の共同作業を容易にする
- 構成ライブラリを使って、プロジェクトマネジメントに有用なデータを提供する
この研修の対象者
構成管理担当者、ビルドおよびリリース管理担当者、ソフトウェア開発者、テスト担当者、プロジェクト・マネジャー、開発プロジェクトでの製品や開発プロセスの監視および管理を職務とする方が対象です。
コース内容
ソフトウェア構成管理の概要
- SCMの背景
- SCMの概要
- SDLCとSCM
- 構成項目の候補
- 構成項目を制御下におく
- ベースライン
- SCMライブラリ
- 構成状況の記録と報告(CSA)
- 変更を管理する必要性
- 変更管理の計画
- 変更処理
- 外部に影響を及ぼす変更
- SCM監査
- ベースライン監査
- リリース監査
- ビルドプロセス
- コードの管理
- リリース戦略
- リリースプロセス
- リリースの文書化
- SCMツール
- SCM計画
- SCM導入や改善の難しさ
演習の内容
このコースでは全体を通じてひとつのプロジェクトをケーススタディとして取り上げ、要件から製品リリースまでに必要なSCMスキルの理解を深めます。以下のスキルと体験を得ることができます。最終日には、受講者の経験や問題意識に沿った1~2の事例を取り上げSCMに関する討論を行います。
- 構成管理の焦点を定める
- 構成管理下におく作業成果物を選定する
- 構成ライブラリの設計をする
- 変更管理プロセスを設計する
- 変更管理委員会を設立する
- SCMのコミュニケーションに欠かせないメトリクス、報告書を設計する
- コード管理プロセスを作成する
- ビルドとリリースプロセスを作成する
- 必要なSCMのツールを選定する
- 構成管理計画を作成する
受講者の声
「実際にSCMを経験してきた講師が実体験を交えて丁寧に教えて下さったので、非常にわかりやすかった」
「構成管理の概念のみでなく、実務に置いて構成管理の適用手法も理解できた」
「SCMについて網羅的な知識を習得でき、これから深く掘り下げていく良いきっかけとなった」
「最後の事例研究では、少し視点を変えた見方も問われ、総合的な理解度を高めることができた。すぐにでも業務に適用できる」
「SCMについての考え方を学び、実際に職場で起きている問題と、その対処方法としてどこから手をつければよいのかといったことがイメージできる内容だった」
342 | Software Change, Configuration and Release Management |
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394O | 効果的なソフトウェアのテストと静的技法 |
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348Q | 品質の作り込みと問題の早期発見に有効なソフト開発のプロセスと技法 |
297U | ソフトウェア開発を成功させるユーザー要件とシステム要件 |