【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
実践的オブジェクト指向分析・設計と実装
コース番号:334Z
日数:4日間(ご希望に合わせた日数・内容のカスタマイズが可能です)
形態:ハンズオン
研修コースの概要
このコースは、オブジェクト指向について、分析、設計、そして実装という一連のプロセスを、演習を通して学ぶことを目的としています。単に概念的なクラス図の作成だけで終わらず、実装まで行うことで実践力が身に付きます。
まず、プログラムがマシン上でどのようにメモリー内に展開され実行されるのか、継承、インターフェース、ポリモーフィズムといったオブジェクト指向の重要な機能がどのように実装されそして使われるのかを実際のプログラムを通して理解します。
そして、「ユースケース駆動」と「アーキテクチャー中心」および「繰り返しによる開発」に関して、その本質および有効性を、演習を通して学習します。
この研修では次のスキルが習得できます(使用言語はJava)
- オブジェクト指向の基礎知識
- UMLを用いたクラス図、オブジェクト図の意味と書き方
- クラスやオブジェクト以外の要素と使い分け
- 「保守性」や「再利用性」の向上
- システムの詳細な分析・設計法
- アクターとユースケースを識別する(ユースケースモデルによりシステムの仕様を記述する)
- ユースケースモデルからオブジェクト図・クラス図とユースケース実現(分析・設計モデル)を導き出す
- 設計モデルから実際のJavaのコードに展開する
- 実装演習で使うラムダ式やプロパティといったJavaの機能
- クラス図およびユースケース実現からコードへの変換
- 上記の項目を設計・実装のグループ演習により実際に体験し深く理解する
この研修の対象者
オブジェクト指向の手法を分析・設計から実装まで一貫して体系的に学ぼうと考えていらっしゃるソフトウェア・エンジニア、システム分析・設計者、プログラマの方々に最適です。講義ではすべての説明を基礎からボトムアップで行うため受講には多くの事前の知識は必要ありませんが、C#、Java、あるいはC++の簡単なプログラムをスムースに解読・理解できるレベルの知識が必要です(ほぼ1年位のそれらの言語によるプログラミングの経験が必要です)。
コース内容
- オブジェクト指向の基礎知識
- オブジェクト指向の概要
- オブジェクト指向の基本要素
- クラスとオブジェクトのUML表記
- 抽象クラスとインターフェース
- 継承とポリモーフィズム
- 例外とリソース保護
- デザインパターン
- オブジェクト指向分析・設計
- 分析・設計の概要
- 分析工程
- 設計工程
設計・実装演習
以下の設計・実装演習により設計の本質および正しい設計図の書き方・作成法を理解する
- デザインパターン
- ロバストネス図作成
- 分析・設計演習
- 設計と実装
- 分析~実装まで