2022.02.07  【責任編集】ラーニング・ツリー知るとは違う行動変容につながるプロジェクトマネジメント研修とは

皆さんは研修を受ける立場でしょうか?またその中でも自主的に探して受ける研修を探して受ける立場でしょうか?または、上司から受けろと言われて受ける立場でしょうか?

または研修を企画する立場でしょうか?またその中でもグループメンバーに足りないものが明確で研修を探している立場でしょうか?または、事業部から探して欲しいと言われて探す立場でしょうか?

研修を探す目的は様々で、そのスタート地点の違いにおいて受けるべき研修が違ってきます。

ただし、受講者がどのような経緯で受講をされる事になっていたとしても、研修を提供する我々は、受講してもらったプロジェクトマネジメントが、本当に意味のある研修だったと思ってもらえる事を目標にしています。

本当に意味のある研修の目的とは “明日から使える”?

私たちの研修では、研修の前、複数日ある研修では毎日、そして研修の後にアンケートをとっています。研修の前では、勿論研修に期待する事や知りたい事を確認し、研修中では聞けなかった質問、疑問、講師への要望を確認し、翌日には回答・改善をするようにしています。

また、最後にはコース全体の内容、構成、講師の感想等結構多くの内容を記載頂きます。

受講生からの回答は様々で、知識に関して知れてよかったというものも多くありますが、目立つのは、“講師の経験談を聞けたことが一番良かった。”“明日からの対応に使える”という回答です。

実は、この、“明日からの対応に使える”というコメントは私たちにとって非常に嬉しいもので、研修を行う上で大きな目的になっているものです。

“明日から使える“というのは、果たしてどういう事なのかを考えたいと思います。

“明日から使える”と思えたのは、プロジェクトマネジメントの内容の一つ一つが“腑に落ちた“”腹落ちした“から

研修には、知識を伝える事と、知識を実践に生かしてもらう為に行う事の2種類があります。

勿論知識を持ってもらえない事には、実践には結びつかないのですが、この“知る”と“実践する”の間には非常に大きな壁があります。

皆さんも経験あると思いますが、判り易いのは、“知っているけど実践していない“状況です。

夏休みの宿題もそうだったかも知れません。“毎日何ページやる”の計画を立てる事は出来ても、実践できずに夏休みの最終日が来ていなかったですか?禁煙やダイエットで失敗している人も多いと思います。

医学分野では、(a)知っているから、(b) 継続して行動するまでの間に5つもの段階があるとされ、(b)継続して行動できるようになる=“行動変容”になって初めて回復に向かう指導が有効になったとされています。

では、その間にあるものとは何で、どのようにするのが良いのでしょうか?

知識を得た後で、そのまま行動に移せる方は、もともと問題意識があった方で、自分で壁を超える事(壁があるとさえ思っていません)になんらサポートは要りません。

残念ながら、こういう方ばかりではなく、多くの方は“何らかのサポートがあれば超えられるのに。”という状況です。

このサポートには2段階あります。

1)気づき、動機つけを高める。(実行の必要性に焦点を当てる) 

2)実行力を促す。(どのように実行するかに焦点を当てる)

つまり、知る事から、何故実行に移さなければいけないのかを理解してもらうサポートが必要なのです。

私たちの研修では、講師は多くの実体験を基にした経験談を話します。また、受講生からも経験談を聞けるのが非常に良かったと多く聞かれます。

経験談は、1)気づき、動機つけを高める。事をサポートしています。

経験を聞く事で、プロジェクトマネジメントを実施するにあたり必要なプロセス、考えないといけないポイントの一つ一つが“腑に落ちた”状態になっていったのです。

“明日から使える”と思えたのは、プロジェクトマネジメントの内容の一つ一つを“行動変容につなげる実行力の準備ができた “から

更に、私たちのプロジェクトマネジメントコースは約半分の時間を演習に当てます。

感の良い方は、もう判ると思います。

演習を行うのは、2)実行力を促す。(どのように実行するかに焦点を当てる)為なのです。

“どの様に実行するか“はまさに経験してもらう事で理解をしてもらえるものです。

“明日から使える”から本当の“行動変容” 継続して実行ができているかへ。

ただ、残念な事ですが、講師は研修を行う数日しか受講生とは関われません。

“明日から使える”が、本当に使えているのか?継続出来ているのか?使う事で新たな問題・課題に直面していないか?は判りません。

プロジェクトマネジメントには、プロセスなどと共に、“人間力”をテーマにしている内容もあるように、より良いマネジメントの実施にはチームメンバーの協力、上長が要れば、上長の協力も必要です。

研修からやる気になっているメンバーが居れば、是非サポートしてあげてください。

更に、弊社で良く要望を受けてフォローアップ研修を実施しています。その多くは半年後等、一定期間後に実施しています。

そこでは、研修で学んだ事の実践状況、新たな課題などの解決に向けた議論などを行う事が主体になります。

是非、皆さんも“知る”研修から“行動変容”を実現できる研修に参加してみて下さい。

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