2021.12.06  【責任編集】ラーニング・ツリー【重要】会社に必要な研修コースを選ぶポイント(プロジェクトマネジメント研修のレベル)

私たちが、お客様から問合わせを受けるときによく言われることがあります。

特に、プロジェクトマネジメント研修を検討されるお客様が持っているレベルについても問題意識からくるようですが、“どのコースを選ぶべきなのか?”です。

大手の会社ではプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)というプロジェクトマネジメントを行う人員を集めた部署などがあり、会社内での色々なプロジェクトに専門家として人員を派遣する場合もあるようです。 このような会社でも、組織内で初級、中級、上級とレベルを分けて、対応するプロジェクトの規模・特徴・複雑などから対応する人員を決めています。

会社によっては、プロジェクトが上手く行かない事が多い為に、やはりプロジェクトマネジメントについて研修を受けるべきとの意見が出て、初めて研修の検討をされる場合もあると思います。

その際に、お問い合わせ頂くのですが、多くの会社の研修担当者様からでる質問が“どのコースを選ぶべきなのか?”です。

“資格を取るため”のプロジェクトマネジメント研修なのか?“実務に活かせる”プロジェクトマネジメント研修なのか?

私たちの提供している研修は実務のプロが講師として提供する“プロジェクトマネジメント研修”です。なので、資格を取るための研修は行っておらず、“実際にプロジェクトをマネジメントする“ことを始めるのに必要な内容、又は、実施のプロジェクトが大きく、かつ複雑になっていく段階で知っておくべきポイントとなる内容を理解し、実務に活かしてもらう事を目的とした研修を提供しています。

勿論、資格も必要な場合もあると思いますが、先ずは、実業に活かせる事を前提にしている研修を選んで頂く事になります。(私共へお問い合わせ頂いた段階でこの問題は明確になっている場合が多いです。)

レベルについて考える

質問の背景を聞くとお客様より、受講する人員のレベルが“まちまち”と言われることがあります。今後、プロジェクトマネジメントを担っていって欲しいと思っているが、今は未経験な人員、プロジェクトの一員として働いているが、プロジェクトマネジメントについては知識がない人員、さらに、研修を受けたことはないが、我流でプロジェクトマネジャとして働いている人員。様々であり、どこから始めたらよいか判らないというものです。

先に述べた大手の会社でプロジェクトマネジメントオフィスなどの組織では独自の判断基準を持ち、プロジェクトマネジャとして初級、中級、上級にレベル分けをされている会社があります。

会社によりますが、下記等の分類をされる例を挙げます。

1)初級:経験期間(1年程度) 簡単なプロジェクトを1-2個実施
2)中級:経験期間(2-5年程度)複数の簡単なプロジェクトを同時にマネジメント
3)上級:経験期間(5年以上) 複雑なプロジェクト(グローバルの要素が入る・複数のプロジェクトが混在している、等)

また、会社によっては、プロジェクトの規模を金額や参加人数によりレベル分けし、扱うプロジェクトマネジャを変える場合などもあります。

レベル毎の研修の目的を明確にする

プロジェクトマネジメントオフィスを持っているような組織では、その業務内容によりプロジェクトマネジメント研修も内容が異なります。中級、上級になると、より多くの組織との関わりや、より多くのリスクを気にして業務を行う必要があったりします。権限移譲や、組織のマネジメントもより重要な要素となってくるため、研修内容のみならず、そのレベルに合致しているのかという外部からの冷静な評価を加える事も重要な要素になったりします。

弊社提供する中級、上級といわれるレベルのプロジェクトマネジメントコースにはこういった

評価項目も多く入ってくるものがあり、さらには、実際の業務を題材にしてレポート作成して評価するなどのフォローアップ研修などが提供されています。

このような、組織ができるとプロジェクトマネジメントオフィスとしてのレベル分け、その必要となる研修の目的はすでに明確になっています。

一方、初めてプロジェクトマネジメント研修を実施したいけれど、社内人員のレベルが“ばらばら”とお悩みになっておられるお客様はどうしたらよいでしょうか?

私どもで、一番最初にご提案させて頂く“目的”は“プロジェクトを行う人達に共通言語を持ってもらう。”です。これからプロジェクトに関わる人員、又は多少プロジェクトに関わった事にある人員にも、研修を通して、プロジェクトマネジメントに係る共有言語を理解してもらう事で、先ずは最低限度のスタートラインに立つことが出来るようになると考えるからです。

その意味で、まずは基礎編コース受けてもらう事をお勧めします。

プロジェクトマネジメント研修:公開講座も利用する

それでも、参加者のレベルが異なると、研修という一定の日数を使っても満足できない方が出る可能性があります。それは、大変不幸な事であるのは間違いありません。

そんな時には、先ずは、確認のために、一名でも参加できる公開講座に実際参加する。というのも有効な手段だと提案する事もあります。

プロジェクトマネジメント研修選びが今後の流れを変える

プロジェクトはあらゆるビジネスに存在しており、マネジメントの失敗がプロジェクトの失敗を生んでいます。

研修を受講する目的が資格取得なら、資格取得メインの研修を選んで問題ありません。しかし実務に活かすプロジェクトマネジメントであれば、実務経験豊富な講師が行う研修を目的を明確にしたうえで選ぶことも大切です。

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