【ワールドクラスのオンサイト(一社)研修】
スクラムを利用したアジャイルプロジェクトマネジメント(ケーススタディ演習付)

コース番号:394L
日数:2日間
形態:ワークショップ
PDU:14PDU (Ways of Working: 12PDU, Power Skills: 0PDU, Strategic: 2PDU)

研修コースの概要

このコースは、実際のアジャイルプロジェクトのシミュレーションをベースにした実体験型のコースです。ソフトウェア開発プロジェクトにおける計画、見積り、追跡、コントロールについての知識と実務的なスキルを習得できます。複雑なプロダクト開発のためのアジャイルフレームワークの一種であるスクラムの基礎を学びます。スクラムガイドで定義されているスクラムの成果物、タイムボックス、ルールを学習します。さらに、アジャイルプロジェクトマネジメントで成功するための確立された技法も習得できます。

**注意)当該コースは下記コースと内容が重複する部分があります。
コース名:アジャイルの基礎:はじめてのスクラム
コース番号:4591 日数:1日間

Project Management Institute

この研修では次のスキルが習得できます

  • アジャイル開発手法を使って短期間で高品質のソフトウェアシステムや製品を開発する
  • アジャイルの有用性と原則を適用して不確実性とリスクを緩和する
  • ビジネスの具体的な運用ニーズを満たすためにスクラムフレームワークを適用する

このコースの対象者

プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ソフトウェアアーキテクト、システムアナリスト、チームリーダー、開発者など、スクラムやアジャイル手法を習得したい方々。

コース内容

アジャイルプロジェクトマネジメントの紹介

  • アジャイルの価値と原則を明確化
  • 伝統的なウォーターフォールとアジャイルの比較
  • アジャイルソフトウェア開発の誤解と実際
  • 経験主義とリーン思考とスクラムの関係

不確実性とリスクに対応するためのスクラムの基本

役割と責任の識別

  • プロダクトオーナーによるゴールとスコープの管理
  • スクラムマスターのリーダーシップ
  • 自己管理できるチームの構築
  • 外部ステークホルダーとの関係

製品を顧客に引き渡すためのマネジメント

  • 要件と技術課題を把握するプロダクトバックログの作成
  • 1ヶ月未満のサイクルを利用した繰り返し型の開発
  • やる気にあふれた開発作業のリズムを作るタイムボックス

プロジェクトを追跡し監視するためのツール

  • ストーリーを使ったユーザー要件の補足
  • チームのベロシティを使ったパフォーマンス目標の設定
  • バーンダウンチャートを使った将来の終了予測
  • タスクボードを使った開発タスクのマネジメント

アジャイルプロジェクトの計画

価値に焦点を当てる

  • 価値を重視するフィーチャーの提供を実現するスプリント計画
  • リスクマネジメントを遂行するための顧客との協力
  • 「利用可能なプロダクトインクリメント」のレビュー

各イテレーションで開発するフィーチャーの特定

  • タイムボックスに応じたフィーチャー分解
  • フィーチャーの選択とスプリントゴールの具体化
  • プロダクトバックログとスプリントバックログの関係

開発チームの自己管理能力の育成

最適な作業環境の構築

  • 外的要因からのチームの保護

自己管理への移行

  • 複数のタスク対応能力の向上とチームとしての経験の蓄積
  • 開発プロセスのコントロールと権限委譲

イテレーションの実行

  • デイリースクラムミーティングとスクラムマスターの役割
  • 高品質で価値をもたらすプロダクトの構築
  • 完成の定義

変更管理

スプリントレビューによる成果物へのフィードバック

  • スプリントごとのフィードバックと変更管理
  • ステークホルダーとの協調関係の促進

スプリントレトロスペクティブによる開発体制のレビュー

  • チームの開発能力の自己評価と次のイテレーションの目標
  • 継続的改善を続けるための新しい知識の反映
  • PDCAループの実現

演習の内容

実体験型のシミュレーションを通じて、新しい知識とスキルを習得します。
以下のようなアクティビティが用意されています。

  • プロダクトゴール
  • 初期のバックログ
  • リファインメント
  • 課題を読み取る
  • レトロスペクティブ