活用事例

 

「ラーニング・ツリーのITアーキテクト育成研修は
高い効果を実感できる、社内でも人気の研修です」

(写真左から)
東京海上日動システムズ株式会社
システム開発本部 アプリケーション開発部長 山田文彦氏
人事部 デザイナー 前島健人氏

東京海上日動システムズ株式会社 (Tokio Marine&Nichido Systems Co.,Ltd.)

設立:1983年9月
本店所在地:東京都多摩市鶴牧2-1-1 多摩東京海上日動ビル
代表者:代表取締役社長 久井 敏次
URL:http://www.tmn-systems.co.jp/

もくじ

  1. 東京海上グループのIT戦略を支える中核企業
  2. 経験豊富な講師陣とグローバル展開が決め手
  3. ITエンジニアの基礎作りとしてITアーキテクト育成研修を導入
  4. 社内テストを実施して、受講者を選定する人気の研修
  5. 業務で実感されるITアーキテクト育成研修の成果
  6. システムズに必要となる新たな研修の提案に期待

東京海上グループのIT戦略を支える中核企業

東京海上日動システムズ(以下、システムズ)は、東京海上日動火災を中心とした東京海上グループのIT戦略を支える中核企業として誕生し、「技術に心を乗せて世界中にお届けします」という企業コンセプトのもと、業務分析からビジネスプロセスの構築、幅広いソリューションの提案によって最適なシステムをつくり上げ、安定稼働させることをミッションとしています。

システムのライフサイクル全体を通したトータルサービスを提供できる優位性を活かし、ビジネス戦略の策定からお客様と共に取り組み、お客様のビジネスに高い価値を創造する「バリューパートナー」になることをシステムズは目指しています。

東京海上グループのIT戦略を支えるITエンジニアの育成にあたり、システムズでは新入社員研修をはじめ、ITスキル、業務スキル、ビジネススキルをバランスよく身につけながら、自律的なキャリアアップができるように、様々な研修を用意しています。

「幅広い分野の研修を社内に提供してきましたが、変化が早いIT業界においてはすべてのコンテンツが最適というわけではありませんでした。そこで2010年度にITスキル研修再構築チームを発足させ、研修の見直し作業を開始しました。研修会社や団体が実施しているセミナーに参加したり、教材を見せていただいたりして、弊社のITエンジニアに適した研修を探す中で出会ったのがラーニング・ツリー・インターナショナル株式会社でした」(前島氏)

経験豊富な講師陣とグローバル展開が決め手

「講師陣の経験とグローバル展開が決め手でした」と前島健人氏

当時、システムズでは今後さらに必要となるオープン系技術者を育てていくために、オブジェクト指向に関する研修を含む、ITアーキテクト育成研修の導入が必要であると考えていました。

「最初は『オブジェクト指向とは何か』を学ぶための研修がなかったので、それを導入したいと考え、研修会社を探していました。いろいろ見た中でもラーニング・ツリーが実施していたセミナーは講師陣の実務経験に裏打ちされた経験談が印象的で、そこで聞いた話を社員にも聞かせたいと思いました。特に『ITアーキテクトの重要性とその育成方法~アメリカでの成功事例から学ぶ』というセミナーが心に残り、それがITアーキテクト育成研修の導入に繋がりました。」(前島氏)

システムズが最終的にラーニング・ツリーを選んだ理由は以下の3つにありました。
① 特定のメーカー・ベンダーの意向に影響されない独立系であること。
② グローバルに展開し、多くの国の企業に選ばれていること。
③ 講師陣が実務経験豊富かつ、アメリカや業界の最新事情、最新テクノロジーに精通していること。
この中でシステムズが特に重要なポイントとして捉えたのは、講師陣の実務経験が豊富であることと、グローバル展開をしていることでした。

「ラーニング・ツリーの講師は経験が豊富なので、講義では『こういうコーディングをするとこういう画面になる』と実例として講師自身が作ったものを見せてくださったり、実務における体験や業界動向も交えて説明してくださいます。そのため受講生に伝わりやすく、腹落ちしながら受講できる内容となっています。
また、東京海上グループは、国内外において損害保険・生命保険事業や金融・一般事業を幅広く展開するグローバル保険グループですから、弊社のITエンジニアも当然海外で仕事をする機会もありますし、グローバル人材の育成にも取り組んでいます。ですからグローバル展開していることは将来のシステムズにとって重要なポイントだと考えました」(前島氏)

ITエンジニアの基礎作りとしてITアーキテクト育成研修を導入

「アプリケーション開発部のメンバーが中心に受講しています」と山田文彦部長

システムズは研修の導入にあたり、まずは公開講座を利用して研修内容を確認し、その後に社内研修としてITアーキテクト育成研修を正式にスタートしました。

「2012年に公開講座『実践的オブジェクト指向分析・設計と実装』に社員2名を参加させ、参加者の評価が高いことを確認した後、2013年度より社内研修として導入しました。まずは『実践的オブジェクト指向分析・設計と実装』の講座を実施し、参加者にアンケートを取ったところ、全員が大絶賛しました。そして同様にオブジェクト指向のコースである『オブジェクト指向デザインパターン』の講座を企画したら参加したいかというアンケートを取ったところ、全員が参加したいとの意向を示しましたので、実施にいたりました」(前島氏)

2013年度以降、システムズではこの2講座をITアーキテクト育成研修として実施し、毎年20名程度が参加しています。対象となる社員は、実際に開発に携わっている入社2~3年目が中心となっています。

「当初は社内各部署から受講者を募ったこともありましたが、現在ではシステム開発本部アプリケーション開発部の社員が中心となって受講しています。当部は、新卒で入社したITエンジニア系社員の半分以上が入社年の8月に配属される部署で、数年後には他の部署へと異動していきます。ですから、実際にアプリケーションの開発を行うだけでなく、ITエンジニアとしての基礎を身につけてもらう必要もあります。後に異動で他の部署に行ったとき、仮に業務知識が伴わなくとも、仕様書があればアプリケーションの設計・開発ができるスキルを身につけて欲しいと考えています。」(山田部長)

システムズのキャリアモデルでは、入社5年目までは「ITエンジニアの基礎作り(オープン系)」と位置づけられており、現在、ITアーキテクト育成研修はその基礎作りの一環として重要な役割を果たしています。

「キャリアモデルはロールモデルとして6つのコースがあり、社員自らが進みたい方向を見つけることができるように人事部ではサポートを行っています。そのための研修の提供も私たちの役割のひとつです」(前島氏)

社内テストを実施して、受講者を選定する人気の研修

導入以降、ITアーキテクト育成研修は社内で評価が高く、参加希望者が多い人気の激戦講座になったため、2016年度より受講希望者を対象にテストを実施して、高得点のメンバーの参加を優先するかたちとなりました。テストは前年の受講者などが中心となって社内で作成しており、2時間という制限時間がある中で実際にプログラミングを行ってもらい、成績を出すものとなっています。

「入社2~3年目が対象といっても、あまりに知識が不足していると研修受講は難しいので、できれば開発に関わり、ある程度の経験を積んでいるメンバーに参加して欲しいと考え、選抜のテストを実施することになりました。受講を希望していても残念ながらテスト結果で漏れてしまうものもおりますが、翌年の研修に向けてコーディング力を磨いて再チャレンジをめざしています」(山田部長)

「過去にITアーキテクト育成研修を受講した社員がOJTトレーナーになった際に若手に対して『いい研修がある』と話したり、実務においても受講者が活躍している姿を見て人事のポータルサイトから研修についての問い合わせがあったり、ITアーキテクト育成研修が社内にも定着し、受講希望者が増えている状況ですね。ただ、研修効果を考えると20名程度という定員を大幅に増やすことはできませんから、希望者にはまずテストを突破してもらうことになります」(前島氏)

業務で実感されるITアーキテクト育成研修の成果

ITアーキテクト育成研修の成果は、受講者の取り組みや日々の業務の中で実感されています。

「新たな業務で最初から自分たちで作る際など、きちんとオブジェクト指向で組めるようになったり、デザインパターンを意識していたりと、違いを感じることが増えてきました。『あれを使えばいいんだ』と、学んだことを意識して取り組めるようになっていることはとても良いことだと感じています。
また、研修を受ける前はコーディング力の必要性に疑問を持つ受講生もいますが、講師からアメリカの現場の話を聞くと技術力の重要性に気づかされるようで、その後の技術力アップへのモチベーションにも繋がっています。研修で刺激を受けた受講生たちが、その後自ら社外の勉強会や研究会に参加したり、そこでベンチャー系の方に会ってさらに新たな刺激を受けたりと、活動を広げているという話もよく聞いています。
また、個人的な感想ですが、私がプログラマーの頃にこういう研修があれば、ぜひ受けたかったです。最初に研修に立ち合ったとき、自分でも受けてみたいと思いましたから」(山田部長)

「受講したメンバーが異動先の部署でリーダー的存在になったり、積極的に後輩の指導をしたりと、人事の目線からも効果が出ているように思います。
また、システムズでは、現場で活躍している社員から5~6名が新入社員研修の講師として抜擢され、約半年間、人事部付けとなり、新入社員研修の企画から運営、講師、そして振り返り研修まで担当します。その中に、ここ数年、ITアーキテクト育成研修を受講したメンバーが何人も選ばれており、そうした点からも効果ある研修と考えています。
受講者に対するアンケートでも、常に100%満足という回答になりますし、私が担当する研修の中で、一番高い効果が出ている研修と認識しています。コストだけを見ると決して安いものではないと思いますが、それ以上の高い効果がある研修ですね」(前島氏)

システムズに必要となる新たな研修の提案に期待

現在はITアーキテクト育成研修を活用されているシステムズですが、今後、ラーニング・ツリーにどのような研修を期待しているのでしょうか。

「現在の内容でも十分効果はありますが、ITアーキテクト育成研修をより充実したものにしていただきたいと考えています。同時にITエンジニアとしての基礎作りが大切と考えていますので、そうした基礎分野の研修、データ構造・アルゴリズムの研修サービスにも期待しています。また、マネージャー向けに、若手が学んでいる内容を理解して活用できるための研修もあるといいですね」(山田部長)

「システムズの社員が東京海上グループの海外拠点に赴任する際には、その準備の一環でラーニング・ツリーの海外での公開講座に参加してもらっています。このようなグローバルでの関わりももっと増えていくと思います。そして、もちろん基礎作りも重要と捉えていますので、システムズに必要となる新たな研修のご提案にも期待しています」(前島氏)

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